2004/09/26

2(2)

この間,テレビで“es”という映画を見た.だいぶ前に話題になって,以前から見たいと思っていたので,期待を持って見,そして期待通りだった.こういったことはあまり無いことだけれど,たまにあると,非常にうれしいことだ.

 映画自体は,過去にアメリカで行われた心理学の実験を下敷きにしたものだ.それは,一般人(何を持って一般とするかというのは興味深いけれど,難しい問題だ)であっても,外部的に割り当てられた“役割”(そして,一般に社会の中で割り当てられる“役割”というのは“外部的に”割り当てられるものだ)によって,簡単に感化されてしまうということを示そうとして,途中で予想外のアクシデントが生じて中止された(と,理解している).そのアクシデント周辺を描いたのがこのドイツ映画だった.“ドイツ映画”というところが,また示唆に富んでるように思えるのだけど,とりあえずこの映画を見終わって考えたのは(何度かこの日記で書いてきた)“集団の中でインキュベートされる悪意”というものだった.

0 件のコメント:

ブログ アーカイブ