大学で半日ディスカッションとデータ加工をやってきた.コンピュータを教員室に持ち込んでひたすら作業と軌道修正の繰り返しで,先生とも“客観的にみるとこれってかなりおかしな状況ですよね”なんてことを言い合いながら,気づけば0時前になっていた.通常であれば一週間程度かかる作業を詰め込んでやったのでかなり消耗したものの,これで懸案事項が滞りなく進む予定.まあ,たぶん進まないんだろうけど.
で,その後アンフェアな案件を進展させるべく行動を開始したものの,途中で重い別案件が割り込みをかけてきて微妙な展開になってしまって,失意の中高松まで移動.その後もしばらく眠れず,明け方就寝.
僕は精神的に強い方ではないと思っているし,それはたぶん客観的にみても間違っていないだろうと考えられるんだけれども,年齢を重ねるにしたがって,いくつか対処法を見つけることができてきたように思う.その結果として,ようやくなんとか人並み(なのか?本当に)に生きていくことができている.その手法を構築するまでに,おそらく十年近くを費やしている(個人的な失われた十年はこの十年だろうと思うけれども,今生きていることができているのはこの十年があったからだとも思う).
おそらく,そんな十年を過ごさなくても,うまく生きていくためのすべを身につけることはできるんだろうと思う.それは先天的に身につけている場合もあるだろうし,僕よりもより要領よくなんらかの手法を見出すことができたという場合もあるだろうと思う.だけれども,僕からみてうまくいっていると感じる人格が,かならずしもうまく世の中をわたっていける技術を身につけているとは限らないのだということをいうことが,ようやく理解できた.やはり,特定の人格を深く理解するためには,先入観を出来る限り排除するべきである.それは,わかっていたつもりだったのだけれども,なかなか客観的に物事をみるということは難しい.ただ,難しいとはいえ,自分が“いずれだれかを取り返しがつかないほど深く損なってしまう”可能性を頭において行動しなければならないのだということを自戒の意味を込めて記述しておきたい.
2009/12/20
追憶のかけら
本作が単行本として発売された当初から気にはなっていたものの,作中作の部分の旧仮名遣いに気乗りしなかったこともあって,購入することは見送っていた.そもそも本というものとの出会いは一期一会であって,書店における出版物の代謝回転が速まっている最近の出版事情を加味して考えると,一度見逃した本を読むことができる可能性はあまり高くない.そういう考えをどこかで見て,共感したものだけれども,この本に関しては文庫本を再度手に取る機会があって本当によかったと思う.
本作の主人公は国文学分野の研究者で,彼のもとに持ち込まれたとある作家の手記を巡る出来事が物語の主軸となる.確かに作中作となる,この手記の部分がハードルとなって,実のところ数ヶ月読むのを中断していたのだけれども,その部分を乗り越える価値はあると思う.もちろんその部分がつまらないということはないし,その後の謎解きのキィとなることもあるので読み飛ばすのはおすすめしない.著者である貫井徳郎は,処女作である(あれ,処女作ではなかったかもしれない)「慟哭」のときからすばらしい作家だとは思っていたけれども,本作であらためてその才能を実感することになった.貫井の(おそらくは)“売り”であるどんでん返しがきれいに決まる結末は見事の一言で,本当にすばらしい作品だった.
本作の主人公は国文学分野の研究者で,彼のもとに持ち込まれたとある作家の手記を巡る出来事が物語の主軸となる.確かに作中作となる,この手記の部分がハードルとなって,実のところ数ヶ月読むのを中断していたのだけれども,その部分を乗り越える価値はあると思う.もちろんその部分がつまらないということはないし,その後の謎解きのキィとなることもあるので読み飛ばすのはおすすめしない.著者である貫井徳郎は,処女作である(あれ,処女作ではなかったかもしれない)「慟哭」のときからすばらしい作家だとは思っていたけれども,本作であらためてその才能を実感することになった.貫井の(おそらくは)“売り”であるどんでん返しがきれいに決まる結末は見事の一言で,本当にすばらしい作品だった.
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2009/12/19
夢をみるということ
いい加減書き終えないといけないだろうという話題がいくつも保留状態になっているのだけれども,ようやくバカみたいな忙しさを何とか抜けることができた(あくまでも抜けることができたのは“必須”な部分のみで,限りなく必須に近い“努力目標”的な部分はいくつか残っている.さらに残っている上に昨日はそういった内容を「ぜひ(さらに)やりましょう」などと上司に言ってしまった)という現状で,今週はずっと体調が悪くて文章を書く気力が無かった.
おそらくはその体調の悪さが原因なのだろうと分析しているこれまでにないタイプの夢をみた.
覚えている最初のイメージはネット上でよく使われる某幹事長の蔑称で,なぜかこれからその単語を使っていこうと心に決めるという自身の思考.次に場面転換して,実家の2階の部屋で寝ている場面が現れる.俯瞰でみていたわけではないはずなんだけれども,ベッドが3つあったように思う.僕は2人兄弟で,子供部屋に3つベッドが並ぶなどという状況はこれまで無かったはずなんだけれども.で,その後古くからのつきあいのある人だけが僕を呼ぶときの呼び方(具体的にそれがなんであったのかは全く思い出せない)で起こされた.視線をあげると,何かフード付きのコートのようなものをかぶった人物が見下ろしていて,「あなたを逮捕します」と言われて腕を捕まれた.その冷たい感触がものすごくリアルで,とても夢だと思えなかったのを覚えている.「なぜ逮捕されなければならないのか」と問うと,「あなたは今日車で人をはねた.その人は見えないからわからないかもしれないけれども,そうだとしても犯罪は犯罪だ」と答えた.同時になぜかこの「逮捕する」と言っている人物は人間ではなく幽霊的な何かだと感じて,おとなしくついて行くということは死を意味するのだと“理解”した.「ふざけるな.警察を呼んで来いよ」などといって,抵抗しているうちに目が覚めた.
気づくと,布団から片腕だけでていて,さらには腕まくりまでしていた.“これはこの身体的な状況がトリガとなってつくりだされた夢なのだ”と理解しようとしつつ,先ほどの一瞬自分は死と隣り合わせにあったのだということを強く感じた.もちろんこれはただの夢であって,そんなことなどあるはずはないのだけれども,それにもかかわらずひどく動揺した原因は,これまでの“いやな夢”はほぼ例外なく高校時代を舞台とする“精神的に追いつめられる夢”であって,殺されたり,直接的に死を感じたりするようなものではなかったからであるように思う.
おまけに枕元の目覚まし時計を確認してみると午前二時.冷静に夢の構成要素を分析しようとしつつ,これは何かを暗示しているんではないかなどと考えてしまって,しばらくの間寝ることができなかった.
ちなみに,次の日もまた同じ夢をみるのではないかと思って,寝るのが怖かったのだけれどもそれから今日まで続きはあらわれていない.もしそうなったとしたらまるっきり“猿夢”だなと思いつつ,この夢の“変質”は僕自身がだんだんと“今は死にたくない”と考え始めていることを反映していると理解すべきなのかもしれないなどと考えている.まあ,だからどうしたという話なんだけれども.
おそらくはその体調の悪さが原因なのだろうと分析しているこれまでにないタイプの夢をみた.
覚えている最初のイメージはネット上でよく使われる某幹事長の蔑称で,なぜかこれからその単語を使っていこうと心に決めるという自身の思考.次に場面転換して,実家の2階の部屋で寝ている場面が現れる.俯瞰でみていたわけではないはずなんだけれども,ベッドが3つあったように思う.僕は2人兄弟で,子供部屋に3つベッドが並ぶなどという状況はこれまで無かったはずなんだけれども.で,その後古くからのつきあいのある人だけが僕を呼ぶときの呼び方(具体的にそれがなんであったのかは全く思い出せない)で起こされた.視線をあげると,何かフード付きのコートのようなものをかぶった人物が見下ろしていて,「あなたを逮捕します」と言われて腕を捕まれた.その冷たい感触がものすごくリアルで,とても夢だと思えなかったのを覚えている.「なぜ逮捕されなければならないのか」と問うと,「あなたは今日車で人をはねた.その人は見えないからわからないかもしれないけれども,そうだとしても犯罪は犯罪だ」と答えた.同時になぜかこの「逮捕する」と言っている人物は人間ではなく幽霊的な何かだと感じて,おとなしくついて行くということは死を意味するのだと“理解”した.「ふざけるな.警察を呼んで来いよ」などといって,抵抗しているうちに目が覚めた.
気づくと,布団から片腕だけでていて,さらには腕まくりまでしていた.“これはこの身体的な状況がトリガとなってつくりだされた夢なのだ”と理解しようとしつつ,先ほどの一瞬自分は死と隣り合わせにあったのだということを強く感じた.もちろんこれはただの夢であって,そんなことなどあるはずはないのだけれども,それにもかかわらずひどく動揺した原因は,これまでの“いやな夢”はほぼ例外なく高校時代を舞台とする“精神的に追いつめられる夢”であって,殺されたり,直接的に死を感じたりするようなものではなかったからであるように思う.
おまけに枕元の目覚まし時計を確認してみると午前二時.冷静に夢の構成要素を分析しようとしつつ,これは何かを暗示しているんではないかなどと考えてしまって,しばらくの間寝ることができなかった.
ちなみに,次の日もまた同じ夢をみるのではないかと思って,寝るのが怖かったのだけれどもそれから今日まで続きはあらわれていない.もしそうなったとしたらまるっきり“猿夢”だなと思いつつ,この夢の“変質”は僕自身がだんだんと“今は死にたくない”と考え始めていることを反映していると理解すべきなのかもしれないなどと考えている.まあ,だからどうしたという話なんだけれども.
2009/11/15
忙しいんだか,そうでもないんだか……
・ようやく髪を切りにいけた.
・近いうちに「HOTEL」の読書記録をつけておきたい.
・なんと,ホントにRECの続編が公開された.どうせみにいくことはないんで,DVD待ちということで.
・一方でクローバーフィールドは続編の話が立ち消えになったらしいことを知った.“個人的には”非常に好きな作品だったんだけど.
・昔の曲を聴きたくなることが最近増えてきた.そういうときにiTunes storeの品揃えが微妙で,たいてい聴きたい曲の寸前で登録が途絶えていたりする.MDにいろいろ入っているんだけどなぁ…….
・現在メインで取りかかっている仕事がようやく峠を越えられそうな雰囲気になってきた.微妙に完成をせかされていた理由が透けてみえてきているんだけれども,自分としてもかなり収穫がありそう/あった仕事なので,問題はないと認識している.
・不純な動機に基づいて,かつてフェアではないと考えていたことをやろうとしている.とりあえず来年の春くらいには結果を出したい.(“たいていの動機は不純なものだ”って森博嗣だったっけ)
・近いうちに「HOTEL」の読書記録をつけておきたい.
・なんと,ホントにRECの続編が公開された.どうせみにいくことはないんで,DVD待ちということで.
・一方でクローバーフィールドは続編の話が立ち消えになったらしいことを知った.“個人的には”非常に好きな作品だったんだけど.
・昔の曲を聴きたくなることが最近増えてきた.そういうときにiTunes storeの品揃えが微妙で,たいてい聴きたい曲の寸前で登録が途絶えていたりする.MDにいろいろ入っているんだけどなぁ…….
・現在メインで取りかかっている仕事がようやく峠を越えられそうな雰囲気になってきた.微妙に完成をせかされていた理由が透けてみえてきているんだけれども,自分としてもかなり収穫がありそう/あった仕事なので,問題はないと認識している.
・不純な動機に基づいて,かつてフェアではないと考えていたことをやろうとしている.とりあえず来年の春くらいには結果を出したい.(“たいていの動機は不純なものだ”って森博嗣だったっけ)
2009/11/03
トロント-モントリオール
ということで,再度国内線に乗り換えて,モントリオール・トルドー国際空港へと移動.すでに外は暗くなりはじめているんだけれども,緊張感からか,腹は減っていないし,特に眠いということもない.機内では,国際線を含め,この後何回も提供されることになるドリトスのような菓子が出される.あるいは,一応晩飯時にさしかかっていたのでそういう意味をもつものだったのかもしれない.
空港に到着後,へとへとになりながらタクシー乗り場へ.ものすごい勢いで混んでいる.さらにかなり寒い.日本でいうとちょうど今(11月頭)くらいの寒さ.本来なら小銭を作るために何か購入しておくべきだったんだけれども,A先生とも相談した上で,面倒なんでやめておこうということになった.
待つこと数分.黒塗りかつフルスモークのトヨタらしきタクシーが目の前に到着.正直大丈夫なのかとも思ったのだけれども,乗り場の係員が“早く乗れよ”とでもいうかのように手を振る.服装から判断するとユダヤ系と思われる運転手に,用意しておいたホテル名の書かれたメモを見せながら“ここへ行きたい”というと,無言でうなずきスーツケースをトランクに放り込んだ.で,ビビリながら乗車.すると,また運転手は“どこまで?”などと聞いてくる.メモはしまってしまったので,怪しい発音でホテル名(なぜか異様に長い名だった)を告げると,微妙に部分的に聞き返された.同じ名前の施設が他にあったらどうするんだとも思いつつ,“そうだ”と答えてようやく出発.十数分の間,車内は無言.後で聞いたらA先生も僕も同じことを考えていた.すなわち“このままどっかに拉致されるんじゃないだろうな”.
結局,拉致されることも,ぼったくられることもなく,ホテルに到着.ロビーらしき場所はあるんだけれども,どこがチェックインカウンタなのかがわからない.しばらくそのあたりをうろついたあと,コンシェルジュらしき人にどこでチェックインしたらいいのか尋ねてようやくチェックイン出来た.とりあえず,水を入手するためにA先生と出かけることにしたものの,どうやら周囲はビジネス街らしく地上の店舗は軒並み閉店後だった.事前情報によると近くに駅があるとのことだったので,近くにあるであろう売店を探してみるもののそれは発見できず,そればかりかどこかの会社のビルに迷い込んでしまって警備員に“出口はあっちだ(出て行け)”などと言われたりしたこともあって,結局なにも入手することが出来ず,その日は就寝ということになった.
空港に到着後,へとへとになりながらタクシー乗り場へ.ものすごい勢いで混んでいる.さらにかなり寒い.日本でいうとちょうど今(11月頭)くらいの寒さ.本来なら小銭を作るために何か購入しておくべきだったんだけれども,A先生とも相談した上で,面倒なんでやめておこうということになった.
待つこと数分.黒塗りかつフルスモークのトヨタらしきタクシーが目の前に到着.正直大丈夫なのかとも思ったのだけれども,乗り場の係員が“早く乗れよ”とでもいうかのように手を振る.服装から判断するとユダヤ系と思われる運転手に,用意しておいたホテル名の書かれたメモを見せながら“ここへ行きたい”というと,無言でうなずきスーツケースをトランクに放り込んだ.で,ビビリながら乗車.すると,また運転手は“どこまで?”などと聞いてくる.メモはしまってしまったので,怪しい発音でホテル名(なぜか異様に長い名だった)を告げると,微妙に部分的に聞き返された.同じ名前の施設が他にあったらどうするんだとも思いつつ,“そうだ”と答えてようやく出発.十数分の間,車内は無言.後で聞いたらA先生も僕も同じことを考えていた.すなわち“このままどっかに拉致されるんじゃないだろうな”.
結局,拉致されることも,ぼったくられることもなく,ホテルに到着.ロビーらしき場所はあるんだけれども,どこがチェックインカウンタなのかがわからない.しばらくそのあたりをうろついたあと,コンシェルジュらしき人にどこでチェックインしたらいいのか尋ねてようやくチェックイン出来た.とりあえず,水を入手するためにA先生と出かけることにしたものの,どうやら周囲はビジネス街らしく地上の店舗は軒並み閉店後だった.事前情報によると近くに駅があるとのことだったので,近くにあるであろう売店を探してみるもののそれは発見できず,そればかりかどこかの会社のビルに迷い込んでしまって警備員に“出口はあっちだ(出て行け)”などと言われたりしたこともあって,結局なにも入手することが出来ず,その日は就寝ということになった.
2009/10/31
WILL
なんだか,昔の輝きを失ってしまったような気がして,それほど積極的に読まなくなっていたんだけれども,「MOMENT」の続編ということで読んでみた本多孝好の新作.
内容は「MOMENT」のカウンターパートとしてつくられているようで,“ある程度は”おもしろく読むことができた.一応タイトルに関わる謎かけ的なこともしてあるんだけれども,前作(だったっけ?)の「チェーンポイズン」ほど(これについてもそれほど優秀なトリックではなかったけれども)の大仕掛けではない.なるほど,とは思うけれども,それ以上に「MOMENT」と対になるはずの本作のタイトルに「WILL」などというセンスのない言葉を持ってこざるを得なくなることの動機付けにはならないように思う.
「MOMENT」と比較して,いろいろと内容に文句をつけたい部分はあるのだけれども,僕はどんなストーリィも作品内できちんと収束させてほしいと思う人間なので,本作がつくられたこと自体は歓迎したいと思う.ただ,読了してから我慢できずに「MOMENT」を読み始めて本作のラストに矛盾を見つけてしまった.まあ,チェックミスというか忘れてただけなんだろうけれども,
“本作の二人は本当に「MOMENT」の二人なんだろうか”.
これこそが,本多の仕掛けたトリックであったとしたら,ちょっとぞっとするくらいに感心する.
内容は「MOMENT」のカウンターパートとしてつくられているようで,“ある程度は”おもしろく読むことができた.一応タイトルに関わる謎かけ的なこともしてあるんだけれども,前作(だったっけ?)の「チェーンポイズン」ほど(これについてもそれほど優秀なトリックではなかったけれども)の大仕掛けではない.なるほど,とは思うけれども,それ以上に「MOMENT」と対になるはずの本作のタイトルに「WILL」などというセンスのない言葉を持ってこざるを得なくなることの動機付けにはならないように思う.
「MOMENT」と比較して,いろいろと内容に文句をつけたい部分はあるのだけれども,僕はどんなストーリィも作品内できちんと収束させてほしいと思う人間なので,本作がつくられたこと自体は歓迎したいと思う.ただ,読了してから我慢できずに「MOMENT」を読み始めて本作のラストに矛盾を見つけてしまった.まあ,チェックミスというか忘れてただけなんだろうけれども,
“本作の二人は本当に「MOMENT」の二人なんだろうか”.
これこそが,本多の仕掛けたトリックであったとしたら,ちょっとぞっとするくらいに感心する.
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孤独のグルメ
カナダの件の続きを書いてないんだけれども,読書メモを少々.
本作は某所でネタになっているのを見ていらいずっと気になっていた.例によってアマゾンで買ってもよかったのだけれども,漫画なら通常の書店でも割と種類がおいてあるので直接買いに行くつもりでいた.で,実際にいきつけの店で探してみたものの,置いていない.ああ,こんな手間をかけるんだったら発注しておけばよかったなどと思いつつ,一冊だけだと送料がかかることと(そういえば今一冊からでも送料無料キャンペーンをやってたような気もしてきた),受け取りが面倒なことを考え合わせるて,カートには追加したものの注文ボタンはクリック出来ずにいた.
で,今日車のディーラにせっつかれて点検に行ったついでに,高松では最も品揃えがいいと思われる書店に行ってきた.一応事前にこの店には在庫があることと,だいたいの棚の位置は確認していたので,すぐ見つかるだろうと思って探してみるものの,見つからない.出版社は扶桑社であることを記憶していたので,それを基に探そうとするも,扶桑社の漫画本というカテゴリ自体がほとんどないのか,集まっている場所すら見つけられない.いったんはあきらめて仕事の本でも漁って帰ろうと考えたんだけれども,やはり“あるはずなのに見つけられないのはおかしい”と思って再度漫画コーナへ.いい加減この辺で店員に在庫を確認すればいいんではないかなどということも思ったのだけれども,どうも書店で“この本はないのか”という質問をするのは(たとえそれがどんなジャンルの本であったとしても)思想検閲を受けるような感じがして好きではない.まあ,人に自分の本棚(もしくはブックマークとか)を見られるのがいやだという感情のようなものかもしれない.
この,棚からあるはずの物を探し出す,という行為はどうも普段の仕事と共通している部分があるよなぁなどと思いつつ,もう一度あるはずの場所を見渡していると,(しばしばあることなんだけれども)平積みされていた.
アパートに戻って,早速読んでみる.これは,期待に違わぬおもしろさだとすぐに感じた.いや,特におもしろいわけではない.吹き出すようなおもしろさではなく,おかしみ,というか,興味深さとはすこし違うけれども,おそらくは読み手によっては何がおもしろいのかわからない類のおもしろさだった.僕の中では,わたせせいぞうの「TOKYO BLUE」と同じカテゴリに分類される.
内容的には,一人の男が一人で食事をするというだけの漫画ではある.さらに,取り上げられる店は有名店ではない.あるいは,有名店も含まれているのかもしれないけれども,店や料理を紹介することが目的ではなくて,一人で食事をするということが主題なんだろうと思われる.そのためか,題材にはコンビニや病院食まで出てくる.
各話の最後の一コマの醸し出す雰囲気や,基本的に食べていないときにはどこか空虚で達観したかのような表情の描き方などから,はじめに目指したという“ハードボイルドグルメ”というの狙いは一応達成されているように,思われる.けれども,本作の本当の魅力はそこにあるのではなく,やはりこのキャラクタが創り出すおかしみにあるのではないかと感じた.
本作は某所でネタになっているのを見ていらいずっと気になっていた.例によってアマゾンで買ってもよかったのだけれども,漫画なら通常の書店でも割と種類がおいてあるので直接買いに行くつもりでいた.で,実際にいきつけの店で探してみたものの,置いていない.ああ,こんな手間をかけるんだったら発注しておけばよかったなどと思いつつ,一冊だけだと送料がかかることと(そういえば今一冊からでも送料無料キャンペーンをやってたような気もしてきた),受け取りが面倒なことを考え合わせるて,カートには追加したものの注文ボタンはクリック出来ずにいた.
で,今日車のディーラにせっつかれて点検に行ったついでに,高松では最も品揃えがいいと思われる書店に行ってきた.一応事前にこの店には在庫があることと,だいたいの棚の位置は確認していたので,すぐ見つかるだろうと思って探してみるものの,見つからない.出版社は扶桑社であることを記憶していたので,それを基に探そうとするも,扶桑社の漫画本というカテゴリ自体がほとんどないのか,集まっている場所すら見つけられない.いったんはあきらめて仕事の本でも漁って帰ろうと考えたんだけれども,やはり“あるはずなのに見つけられないのはおかしい”と思って再度漫画コーナへ.いい加減この辺で店員に在庫を確認すればいいんではないかなどということも思ったのだけれども,どうも書店で“この本はないのか”という質問をするのは(たとえそれがどんなジャンルの本であったとしても)思想検閲を受けるような感じがして好きではない.まあ,人に自分の本棚(もしくはブックマークとか)を見られるのがいやだという感情のようなものかもしれない.
この,棚からあるはずの物を探し出す,という行為はどうも普段の仕事と共通している部分があるよなぁなどと思いつつ,もう一度あるはずの場所を見渡していると,(しばしばあることなんだけれども)平積みされていた.
アパートに戻って,早速読んでみる.これは,期待に違わぬおもしろさだとすぐに感じた.いや,特におもしろいわけではない.吹き出すようなおもしろさではなく,おかしみ,というか,興味深さとはすこし違うけれども,おそらくは読み手によっては何がおもしろいのかわからない類のおもしろさだった.僕の中では,わたせせいぞうの「TOKYO BLUE」と同じカテゴリに分類される.
内容的には,一人の男が一人で食事をするというだけの漫画ではある.さらに,取り上げられる店は有名店ではない.あるいは,有名店も含まれているのかもしれないけれども,店や料理を紹介することが目的ではなくて,一人で食事をするということが主題なんだろうと思われる.そのためか,題材にはコンビニや病院食まで出てくる.
各話の最後の一コマの醸し出す雰囲気や,基本的に食べていないときにはどこか空虚で達観したかのような表情の描き方などから,はじめに目指したという“ハードボイルドグルメ”というの狙いは一応達成されているように,思われる.けれども,本作の本当の魅力はそこにあるのではなく,やはりこのキャラクタが創り出すおかしみにあるのではないかと感じた.
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2009/10/12
高松-成田-トロント
前回ヨーロッパに出張した際には,関空から出発ということで早朝から高速バス利用というストレスフルな日程だったのだけれども,今回は常識的な時間に地元空港発というまともな日程.とはいえ,一週間近く空港の駐車場に車を置いておく訳にもいかないと考えて,タクシーにて空港入り.あまり何も考えていなかったのだけれども,このタクシー代が結構高くつくことに移動中に気づく.後で調べてみると,往復タクシー利用よりも空港に一週間駐車しっぱなしの方が安いことが判明.まあ,別にいいけど.
で,搭乗時刻までかなり余裕を残して空港着.チェックインカウンタの前で,同行するA先生を待った後,出発となった.よく考えると,徳島時代からJALばかり利用していたのでANAの便を使うのはかなり久しぶり.というか,たぶん羽田のANA側のターミナルに到着するのは初めてだったように思う.JALでもかなり僻地に到着していたように思うんだけれども,それ以上の長距離を歩かされてようやくバゲージクレームを発見.
スーツケースをピックアップした後,バスで成田に移動.一時間程度かかった上に,異様に厳重な警備の空港に到着.初成田なので,よく知らなかったけれどもバスで来た場合でも(一応)旅券の確認が徹底されている.普通車はふつうにトランクの中身も調べられていて,僕がこれまでに国内で行ったことがある場所の内で最も厳重に警備されている場所であるように感じた.まあ,主に空港反対派によるテロを警戒しているんだろうけれども,アクセスもよくないし国際線に関しても羽田を拡張する方向で考えていった方がいいんではないかなどと思った(これは帰国時により強く感じることとなる).
今回はエアカナダを利用するので早速カウンタまで行ってみるものの,チェックインまで数時間あり,ここで両替と食事を済ましてしまうことになった.前例からいってもほとんど現金は使わないと思われたものの,念のため5万円をカナダドルにしておく.食事後,普段あまり話をする機会のないA先生と世間話をしているうちに時間が迫ってきたので,カウンタへ移動.係員に自動チェックイン機に誘導されたので,A先生がチェックインするのを横目で確認しつつ,席を確保.成田-トロントについては何とか通路側を確保することができたので,トロントからの乗り継ぎ便は面倒になってそのまま確定.
出国審査も問題なく通過し,しばらく待機した後エアカナダのB777に搭乗.ほぼ満席だろうと思っていたら,A先生の隣は空席だったらしく,かなり楽だったとのこと.僕自身も中央の3列並びの端,かつ隣は二人組という状況だったので特に窮屈さは感じなかった.それと,以前のKLMの場合と比べてシートの間隔がかなり余裕をもったセッティングになっていて割と楽に足を組めるくらいだったこともよかった点.前回のヨーロッパ行きの際の教訓をふまえて,寝るために睡眠薬(市販のドリエル,余談だけど今回の購入時にドリエルのゾロみたいな薬もあることに初めて気づいた)とiPODとインナーイヤー型のイヤホン,IBS対策としてストッパ(結局これは使用せず),インフルと乾燥対策としてマスクを持ち込み.はじめの食事が終わった後,ドリエルを規定量服用するとしばらくして頭がくらくらする感覚があって,多少の努力は必要だったものの入眠することができた.結局微妙に目が覚めつつではあったものの,前回ほどのストレスを被ることなく十数時間のフライトを終えることができた.ちなみに映画は一切見なかった.機内食に関しては,あまりいい噂を目にしていなかったものの,普段からまともな食事をとっているわけではないのでそんなに不満はなし.そもそも,あんなに劣悪な環境の下では,どんなにいい食事をだされても環境によるマイナス点の方が大きくてきちんと評価なんてできないと思うんだけれども.あと,当然見ただけだけど,ファーストクラス的な席の快適性はあまり高くなさそうに感じた.
レスター・B・ピアソン国際空港(いわゆるトロント空港.しかしこんな名前にしてわかりづらくないんだろうか)に到着後,入国審査場へ.空港内を移動中,connectionとか書いてあって微妙に乗り継ぎ用みたいな場所があるんだけれども,ここはconnectionの横にアメリカ国旗がくっついていたことから考えると,アメリカへの乗り継ぎ用の窓口だったと思われる.カナダ国旗がくっついたconnectionの表示に従って進み,エスカレータを降りると予習通りwelcome to CANADAの表示のあるガラス張りの入り口があって,審査場へ入ることができた.前回のスキポール空港では日本並みに適当な審査しかなかったので,今回もそんなものかと考えていたら,前の人がかなりいろいろ聞かれている雰囲気だった.で,「どこから来たのか」「何しに来たのか」の定番質問からはじまり,「どこをまわるのか」「いくら持っているのか」「だれと来たのか」などとかなりしつこく聞かれた上,別室送りになった.ここでさらに,「宿泊するホテルの書類を見せろ」(日本語で書かれたものを渡してやったら,中国人か?などと言われたので即座に否定)「職業は」「一緒に来た人間(A先生)とはどうやって知り合ったのか」「観光というが何を見に来たのだ」(と,この質問でつまる.いや特に来たくて来たわけではないんで見所とかも調べてないんですけど,なんてことを言えるわけもなく,“言うべき理由は持ち合わせているんだけれども英語でうまく表現できない”という感じの演技をしていると,A先生の審査をしている審査官とごそごそ話をした上でスタンプを押してくれた).滞在期間は六ヶ月となっていたので,まあとりあえず普通に入国させてもいいと判断されたと思うんだけれども,よく考えてみると“職場の”“友人が”“男二人連れで”“各地を転々と”“観光する”なんてのは客観的にみて結構怪しかったのかもしれない.その後,税関でも引っかかり(これは審査の最初の段階で怪しい判定を受けた時点でスルー出来なくなったようだった),スーツケースを開けて審査されるような場所に行かされたのだけれども,ここでは適当に受け答えをしていたら,じゃあいいよ,ということになって数分で通過.国内線への移動通路でA先生を待つものの,なかなか出てこない.警備員にじろじろ見られながら連れを待っているんですよアピールをしばらく続けていると,ようやくA先生も解放.ちょうど乗り継ぎ便が数十分ディレイになっていたので多少余裕はあったものの,急ぎつつモントリオールへの国内線乗り継ぎ口へと向かった.
で,搭乗時刻までかなり余裕を残して空港着.チェックインカウンタの前で,同行するA先生を待った後,出発となった.よく考えると,徳島時代からJALばかり利用していたのでANAの便を使うのはかなり久しぶり.というか,たぶん羽田のANA側のターミナルに到着するのは初めてだったように思う.JALでもかなり僻地に到着していたように思うんだけれども,それ以上の長距離を歩かされてようやくバゲージクレームを発見.
スーツケースをピックアップした後,バスで成田に移動.一時間程度かかった上に,異様に厳重な警備の空港に到着.初成田なので,よく知らなかったけれどもバスで来た場合でも(一応)旅券の確認が徹底されている.普通車はふつうにトランクの中身も調べられていて,僕がこれまでに国内で行ったことがある場所の内で最も厳重に警備されている場所であるように感じた.まあ,主に空港反対派によるテロを警戒しているんだろうけれども,アクセスもよくないし国際線に関しても羽田を拡張する方向で考えていった方がいいんではないかなどと思った(これは帰国時により強く感じることとなる).
今回はエアカナダを利用するので早速カウンタまで行ってみるものの,チェックインまで数時間あり,ここで両替と食事を済ましてしまうことになった.前例からいってもほとんど現金は使わないと思われたものの,念のため5万円をカナダドルにしておく.食事後,普段あまり話をする機会のないA先生と世間話をしているうちに時間が迫ってきたので,カウンタへ移動.係員に自動チェックイン機に誘導されたので,A先生がチェックインするのを横目で確認しつつ,席を確保.成田-トロントについては何とか通路側を確保することができたので,トロントからの乗り継ぎ便は面倒になってそのまま確定.
出国審査も問題なく通過し,しばらく待機した後エアカナダのB777に搭乗.ほぼ満席だろうと思っていたら,A先生の隣は空席だったらしく,かなり楽だったとのこと.僕自身も中央の3列並びの端,かつ隣は二人組という状況だったので特に窮屈さは感じなかった.それと,以前のKLMの場合と比べてシートの間隔がかなり余裕をもったセッティングになっていて割と楽に足を組めるくらいだったこともよかった点.前回のヨーロッパ行きの際の教訓をふまえて,寝るために睡眠薬(市販のドリエル,余談だけど今回の購入時にドリエルのゾロみたいな薬もあることに初めて気づいた)とiPODとインナーイヤー型のイヤホン,IBS対策としてストッパ(結局これは使用せず),インフルと乾燥対策としてマスクを持ち込み.はじめの食事が終わった後,ドリエルを規定量服用するとしばらくして頭がくらくらする感覚があって,多少の努力は必要だったものの入眠することができた.結局微妙に目が覚めつつではあったものの,前回ほどのストレスを被ることなく十数時間のフライトを終えることができた.ちなみに映画は一切見なかった.機内食に関しては,あまりいい噂を目にしていなかったものの,普段からまともな食事をとっているわけではないのでそんなに不満はなし.そもそも,あんなに劣悪な環境の下では,どんなにいい食事をだされても環境によるマイナス点の方が大きくてきちんと評価なんてできないと思うんだけれども.あと,当然見ただけだけど,ファーストクラス的な席の快適性はあまり高くなさそうに感じた.
レスター・B・ピアソン国際空港(いわゆるトロント空港.しかしこんな名前にしてわかりづらくないんだろうか)に到着後,入国審査場へ.空港内を移動中,connectionとか書いてあって微妙に乗り継ぎ用みたいな場所があるんだけれども,ここはconnectionの横にアメリカ国旗がくっついていたことから考えると,アメリカへの乗り継ぎ用の窓口だったと思われる.カナダ国旗がくっついたconnectionの表示に従って進み,エスカレータを降りると予習通りwelcome to CANADAの表示のあるガラス張りの入り口があって,審査場へ入ることができた.前回のスキポール空港では日本並みに適当な審査しかなかったので,今回もそんなものかと考えていたら,前の人がかなりいろいろ聞かれている雰囲気だった.で,「どこから来たのか」「何しに来たのか」の定番質問からはじまり,「どこをまわるのか」「いくら持っているのか」「だれと来たのか」などとかなりしつこく聞かれた上,別室送りになった.ここでさらに,「宿泊するホテルの書類を見せろ」(日本語で書かれたものを渡してやったら,中国人か?などと言われたので即座に否定)「職業は」「一緒に来た人間(A先生)とはどうやって知り合ったのか」「観光というが何を見に来たのだ」(と,この質問でつまる.いや特に来たくて来たわけではないんで見所とかも調べてないんですけど,なんてことを言えるわけもなく,“言うべき理由は持ち合わせているんだけれども英語でうまく表現できない”という感じの演技をしていると,A先生の審査をしている審査官とごそごそ話をした上でスタンプを押してくれた).滞在期間は六ヶ月となっていたので,まあとりあえず普通に入国させてもいいと判断されたと思うんだけれども,よく考えてみると“職場の”“友人が”“男二人連れで”“各地を転々と”“観光する”なんてのは客観的にみて結構怪しかったのかもしれない.その後,税関でも引っかかり(これは審査の最初の段階で怪しい判定を受けた時点でスルー出来なくなったようだった),スーツケースを開けて審査されるような場所に行かされたのだけれども,ここでは適当に受け答えをしていたら,じゃあいいよ,ということになって数分で通過.国内線への移動通路でA先生を待つものの,なかなか出てこない.警備員にじろじろ見られながら連れを待っているんですよアピールをしばらく続けていると,ようやくA先生も解放.ちょうど乗り継ぎ便が数十分ディレイになっていたので多少余裕はあったものの,急ぎつつモントリオールへの国内線乗り継ぎ口へと向かった.
2009/09/23
だいたいの面倒なことは
だいたいの面倒な出来事は唐突に目前に現れるものだ.
先日,ていうか先週末,ようやく今週も終わりかと思いつつ仕事をしていると,上司から「ちょっといいか」との呼び出し.で,ついて行ってみると,部署のお偉方が集合している.とりあえず着席すると,唐突に「カナダに行ってこい」.大学時代から上司の指示には即答すべしとの根性がたたき込まれているので,「わかりました」などと言ってしまったのだけれども,ほとんど詳細は聞かされないままその場は終了.後に「まさか即答するとは思わなかった.まあ,即答しなくても結論を出すまでにそんなに猶予はなかったんだけれども」と言われた.「こういうオファーで即答しなかったのは,この職場を受けることを決めたときくらいですよ」なんてことは言えるわけもない.あるいは,そういうことはすべてお見通しで,仕事的にも,私生活的にも縛りが少なくて,即答する可能性が最も高い人間を選んで声をかけてきたのかもしれないなんてことを思った.
で,相変わらず詳細はわかっていないんだけれども,とりあえず出発は再来週ということで,もう一週間程度しかない.にもかかわらず,何も準備はしていないんだけれども.
先日,ていうか先週末,ようやく今週も終わりかと思いつつ仕事をしていると,上司から「ちょっといいか」との呼び出し.で,ついて行ってみると,部署のお偉方が集合している.とりあえず着席すると,唐突に「カナダに行ってこい」.大学時代から上司の指示には即答すべしとの根性がたたき込まれているので,「わかりました」などと言ってしまったのだけれども,ほとんど詳細は聞かされないままその場は終了.後に「まさか即答するとは思わなかった.まあ,即答しなくても結論を出すまでにそんなに猶予はなかったんだけれども」と言われた.「こういうオファーで即答しなかったのは,この職場を受けることを決めたときくらいですよ」なんてことは言えるわけもない.あるいは,そういうことはすべてお見通しで,仕事的にも,私生活的にも縛りが少なくて,即答する可能性が最も高い人間を選んで声をかけてきたのかもしれないなんてことを思った.
で,相変わらず詳細はわかっていないんだけれども,とりあえず出発は再来週ということで,もう一週間程度しかない.にもかかわらず,何も準備はしていないんだけれども.
2009/08/27
どうも
今週の頭くらいからvistaの調子が悪い.かなり頻繁にブルースクリーンが出現.いろいろ調べてみると,どうもGPU関係のバグらしく,マイクロソフト的には“問題は把握しているけれども対処法は提供しない”という代物らしい.それからさらに調べをすすめてレジストリをいじることによって問題が多少改善するらしいという情報を入手したので,それを試してみたところ,ブルースクリーンは出なくなったものの今度はフリーズするようになった.98に嫌気がさして2000に乗り換えてからブルースクリーンはおろかフリーズもほとんど(ほとんどってことはないか)経験することがなかった(これがeXPerienceってやつか)だけにやっぱりvistaはMe的なものなのかと納得しつつある.(この間vistaもそれほど悪くないという話を友人にしたところだったのだけれども)
かなり酷使しているにもかかわらず,ものすごく安定して動いているレパードon初代macbook(あ,これもハード的には購入してすぐにバッテリーが死んでるか)と比較して“お粗末”としかいいようがない.7にはちょっと期待しているんだけれども,やっぱりハードと一体で開発できるmacintoshに移行してしまおうかとも思う.
とはいえ,やっぱり仕事にはwindowsが,ていうかもっと正確にはwindows用のofficeが必要なんだよなぁ…….
かなり酷使しているにもかかわらず,ものすごく安定して動いているレパードon初代macbook(あ,これもハード的には購入してすぐにバッテリーが死んでるか)と比較して“お粗末”としかいいようがない.7にはちょっと期待しているんだけれども,やっぱりハードと一体で開発できるmacintoshに移行してしまおうかとも思う.
とはいえ,やっぱり仕事にはwindowsが,ていうかもっと正確にはwindows用のofficeが必要なんだよなぁ…….
一週間休むのなんて何年ぶりだろうか
ということで,ようやく夏休みなんだけれどもほとんど何もやっていない.
週末は,職場の先輩の結婚披露宴と研究室の同窓会があって,その後週明けから職場への呼び出しと健康診断が二日続いて,昨日は期日前投票に行ってきた(週末帰省するため).これまで国政選挙に関しては,地元に帰って期日前投票していたんだけど,今回は住民票を異動してから初めての選挙ということで高松市役所へ.……狭い.たまたま僕が行った時間が悪かったのかもしれないけれども,ものすごい混雑具合で会場に向かうエレベータに乗るための列ができていた.で,何とか終わった帰り道で某公共放送が出口調査をやっていた.ていうか,初めて見た.まあ,協力はしなかったけど.
それから,ちょっと見直したい映画があったのでDVD店に寄ってみたものの当然のようにそのタイトルはおいてなかったので,隣にある書店で白石一文の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」を入手して帰宅.中身についてはまた次回以降ということで.
週末は,職場の先輩の結婚披露宴と研究室の同窓会があって,その後週明けから職場への呼び出しと健康診断が二日続いて,昨日は期日前投票に行ってきた(週末帰省するため).これまで国政選挙に関しては,地元に帰って期日前投票していたんだけど,今回は住民票を異動してから初めての選挙ということで高松市役所へ.……狭い.たまたま僕が行った時間が悪かったのかもしれないけれども,ものすごい混雑具合で会場に向かうエレベータに乗るための列ができていた.で,何とか終わった帰り道で某公共放送が出口調査をやっていた.ていうか,初めて見た.まあ,協力はしなかったけど.
それから,ちょっと見直したい映画があったのでDVD店に寄ってみたものの当然のようにそのタイトルはおいてなかったので,隣にある書店で白石一文の「この胸に深々と突き刺さる矢を抜け」を入手して帰宅.中身についてはまた次回以降ということで.
2009/08/02
●
●学位の件でだいぶプレッシャーがかかってきていて,先週は自ら“かなりシビアな状況にあることは理解できました”といわざるを得なくなるようなdiscussionがあったので,今週も顔をださないわけにはいかないだろうということで,めんどくせえなあと思いつつ,土曜の昼過ぎからT島へ.で,行ったはいいものの,研究室にだれもいない.“また来週来ます”とアポをとったつもりになっていたんだけど,なんか行事が入ってたらしい.かなりムカつきつつ,(何円かかると思ってるんだよ,などと考えつつ行ったのでよけいに腹立たしかった)職場の仕事で論文と参考書を見たいとも思っていたので,そちらを粛々とこなして辞去.ホワイトボードに,来週も遊びがあるようなことが書いてあったので,来週も一週間飛ばしということで.まあ,あえて行ってもいいんだけれども,しんどさに見合うだけの何かを得られるとは思えないので.
●高速道路も休日ドライバーが増えて,以前にも増してストレスがたまることが多い.ゆっくり走るのはかまわないんだけれども,直線に入ったときだけ加速するのが腹立たしい.
●で,いらつきつつ高松まで戻って,前に理想のスーパーマーケットを探していたときに候補にしたもののまだ行っていなかった店に行ってみた.場所をうろ覚えだったんだけれども,何とか発見することに成功.中身はなかなか理想的.店の構成,内容,閑散具合など100点に近い.ただ,照明がちょっと暗いところが減点対象か.
●昼をとっていなかったことを思い出して,その店で2食分購入して帰宅.Xファイルのシーズン5を視聴しつつ結局だらだらと夕食まで食べてしまった.その後,職場関係の調べ物をしつついつの間にか就寝.今回のテーマは“ベイジアンを巡る冒険”.
●日曜日.二度寝して昼過ぎに起床.クリーニング屋経由で半袖のシャツを買いに行ったらなぜかスーツを2着作っていた.おもいっきり店員の口車に乗せられてるんだけど,2着目が1000円て.まあ,その分の価格が1着目に加算されているか,あるいは品質の低さ分の加算が1着目にあるんだろうけど,断るのが面倒だったので.
●その後,また新しいスーパーマーケットの開拓へ.今回はかなり住宅地の中にある店.なかなかいいんだけれども,ちょっと行き方がめんどうか.
●明日は,仕事のビアガーデン.そういえば,土曜にギネス買ってきたのに飲んでなかった.飲んでから寝るか.
●高速道路も休日ドライバーが増えて,以前にも増してストレスがたまることが多い.ゆっくり走るのはかまわないんだけれども,直線に入ったときだけ加速するのが腹立たしい.
●で,いらつきつつ高松まで戻って,前に理想のスーパーマーケットを探していたときに候補にしたもののまだ行っていなかった店に行ってみた.場所をうろ覚えだったんだけれども,何とか発見することに成功.中身はなかなか理想的.店の構成,内容,閑散具合など100点に近い.ただ,照明がちょっと暗いところが減点対象か.
●昼をとっていなかったことを思い出して,その店で2食分購入して帰宅.Xファイルのシーズン5を視聴しつつ結局だらだらと夕食まで食べてしまった.その後,職場関係の調べ物をしつついつの間にか就寝.今回のテーマは“ベイジアンを巡る冒険”.
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●その後,また新しいスーパーマーケットの開拓へ.今回はかなり住宅地の中にある店.なかなかいいんだけれども,ちょっと行き方がめんどうか.
●明日は,仕事のビアガーデン.そういえば,土曜にギネス買ってきたのに飲んでなかった.飲んでから寝るか.
2009/07/26
QED シリーズ
本シリーズは主役が薬剤師っていうことで数年前から気になりつつ,テーマであるところの「歴史」というファクタを敬遠してずっと読む機会がなかった.昔は歴史物というか教科としての歴史ってものが好きだったはずなんだけれども,いつの頃からか避けるようになっている.
で,先日実家に帰ったら,数冊転がっていたので持ち帰ってぽつぽつ読んでいた.どこがQEDなのか,あるいはあまりQEDという感がないことをのぞけば,割と軽く読めて割と悪くない.以下に羅列する読んだ本の中では,「ベイカー街の問題」が一番おもしろかった.まあそれは,内容以前にホームズものが好きだからなんだろうけど.(「ガス灯に浮かぶその生涯」だったか?あの本どこいったんだろう)
で,先日実家に帰ったら,数冊転がっていたので持ち帰ってぽつぽつ読んでいた.どこがQEDなのか,あるいはあまりQEDという感がないことをのぞけば,割と軽く読めて割と悪くない.以下に羅列する読んだ本の中では,「ベイカー街の問題」が一番おもしろかった.まあそれは,内容以前にホームズものが好きだからなんだろうけど.(「ガス灯に浮かぶその生涯」だったか?あの本どこいったんだろう)
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2009/07/02
2009/06/27
2009/06/26
気がつけば
一ヶ月以上たってるし.
数年前,T島にいた頃一時期全く仕事が無い時期が数ヶ月あってからこちら,仕事が無いよりは忙しいくらいの方がいいと常々思っていたのだけれども,これだけいろいろやらないといけないことが多いとさすがにいやにもなってくる.
特に僕はかなりシングルタスクな,つまりはあまり頭の回転のいい人間ではないので,並行してベクトルの異なる作業を進行させないといけない事態というのが得意ではない.もっといえば,効率のいい方法を探す時間があるなら他の時間を削ってでも,その仕事にかける時間を増やして対処しようとする傾向がある.
本当は1Q84を読みたいと思っているのだけれども(ちなみにこの間book2が職場の売店においてあるのを“横目で見て”通り過ぎる機会はあった),ちょうどこの本の発売の数週間くらい前から,割とどうでもいい出し物とかがあって,無駄に忙しくなってきたということもあって,ずっと頭の片隅にありつつ手に取ることすらしてない.
たぶん,来週になれば少しはましになるんではないかと毎週末思いつつ,ましになったためしがない.やれやれ.
数年前,T島にいた頃一時期全く仕事が無い時期が数ヶ月あってからこちら,仕事が無いよりは忙しいくらいの方がいいと常々思っていたのだけれども,これだけいろいろやらないといけないことが多いとさすがにいやにもなってくる.
特に僕はかなりシングルタスクな,つまりはあまり頭の回転のいい人間ではないので,並行してベクトルの異なる作業を進行させないといけない事態というのが得意ではない.もっといえば,効率のいい方法を探す時間があるなら他の時間を削ってでも,その仕事にかける時間を増やして対処しようとする傾向がある.
本当は1Q84を読みたいと思っているのだけれども(ちなみにこの間book2が職場の売店においてあるのを“横目で見て”通り過ぎる機会はあった),ちょうどこの本の発売の数週間くらい前から,割とどうでもいい出し物とかがあって,無駄に忙しくなってきたということもあって,ずっと頭の片隅にありつつ手に取ることすらしてない.
たぶん,来週になれば少しはましになるんではないかと毎週末思いつつ,ましになったためしがない.やれやれ.
2009/05/14
雨の牙
また,読み進めたいシリーズものを見つけることが出来て,たいへんうれしい.
本作はつい先日映画版が公開されていて,そのCMを見て読んでみたいと思った.映画を見てみたいという気持ちもあったものの,映画を見に行くのは面倒だし,CMで感じた作品の方向性からして,映画化がうまくいくたぐいの作品ではないと考えた.(本作を読み終わった後,いくつか映画の評論を読んでみたら,やはり……な評価が多いようだった)
本作の主人公は,いわゆる殺し屋(って書いてみて,ものすごく安っぽい言葉だと思うが,実際そういう設定なんだから仕方ない).フィリップ・マーロウを彷彿とさせる……という文脈で描写しようと思ったのだけれども,それは書き方(あるいは訳し方)が似ている(あるいは似せている)だけであって,その本質は異なっている.というのは,本作の主人公のよりどころというか,エッセンスは過去のとある出来事であって,何らかのポリシィがあらかじめあって,それに乗っ取った生き方をしているという描かれかたはしていない.間違っても“タフでなければ生きていけない”云々のような台詞は出てこないだろう.
で,本作ではある仕事をこなしたことから,主人公の現在を形成する原因となった出来事の真相が明らかになり,その真相に対する決着をつけるまでが描かれている.ちなみに,主人公は日米ハーフであり,本作の舞台は東京である.この点が,米国において割と受けることになった主要因なのかとも思いつつ,割とあらの目立つ設定も,それほど気にならなかったのはおそらく本作の醸し出す雰囲気(なんて書けばいいのかわからないけれども,藤原伊織における「テロリストのパラソル」のような感じだろうか.余計わかりにくくなっているようにも思うけれども)を僕が好きだからなのだろうと思う.
嫌いな人はかなり嫌いな作品ではあると思う.ただ,僕はこういう話がとても好きなわけで,ただそれだけで,しばらく生きている理由ができてしまう.それはある意味では,幸せなことなのかもしれない.
本作はつい先日映画版が公開されていて,そのCMを見て読んでみたいと思った.映画を見てみたいという気持ちもあったものの,映画を見に行くのは面倒だし,CMで感じた作品の方向性からして,映画化がうまくいくたぐいの作品ではないと考えた.(本作を読み終わった後,いくつか映画の評論を読んでみたら,やはり……な評価が多いようだった)
本作の主人公は,いわゆる殺し屋(って書いてみて,ものすごく安っぽい言葉だと思うが,実際そういう設定なんだから仕方ない).フィリップ・マーロウを彷彿とさせる……という文脈で描写しようと思ったのだけれども,それは書き方(あるいは訳し方)が似ている(あるいは似せている)だけであって,その本質は異なっている.というのは,本作の主人公のよりどころというか,エッセンスは過去のとある出来事であって,何らかのポリシィがあらかじめあって,それに乗っ取った生き方をしているという描かれかたはしていない.間違っても“タフでなければ生きていけない”云々のような台詞は出てこないだろう.
で,本作ではある仕事をこなしたことから,主人公の現在を形成する原因となった出来事の真相が明らかになり,その真相に対する決着をつけるまでが描かれている.ちなみに,主人公は日米ハーフであり,本作の舞台は東京である.この点が,米国において割と受けることになった主要因なのかとも思いつつ,割とあらの目立つ設定も,それほど気にならなかったのはおそらく本作の醸し出す雰囲気(なんて書けばいいのかわからないけれども,藤原伊織における「テロリストのパラソル」のような感じだろうか.余計わかりにくくなっているようにも思うけれども)を僕が好きだからなのだろうと思う.
嫌いな人はかなり嫌いな作品ではあると思う.ただ,僕はこういう話がとても好きなわけで,ただそれだけで,しばらく生きている理由ができてしまう.それはある意味では,幸せなことなのかもしれない.
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2009/05/06
どうでもいいことなんだけれども
中途半端になっていた,以前のブログからのエントリの移行をほそぼそとやっていたのだけれども,本文をなんとなく読み返していて,自分でウェブサイトを組み立てていたころのことを思い出した.
“ことを思い出していた”というよりも,一つのことに思い至ったという方が正しいか.というのも,以前はテキスト中にリンクを設定している場合,ほぼ必ず文字色は青でアンダラインがセットになっていた.ていうか,よく考えると,これは作り手側の設定というよりもブラウザ側の設定が原因だったような気もする.いずれにしても,いつの頃からかそういう“暗黙の了解”のようなものが無くなってきたように思う.
で,思って,いくつかのサイトを見てみたら,この“暗黙の了解”にのっとったサイトも意外と多く存在していることに気づいた.とはいえ,(少なくとも僕がよく行くようなサイトでは)青系の文字にマウスオーバでアンダライン表示のところが主流で,デフォルトでアンダラインがあるところは多くなかった.
必ずしもリンクを設定している部分に注目を集めたいわけではないという理由から,このアンダラインについてはずっと消したいと思っていた記憶がある.いわゆるテキスト装飾系のサイトが姿を消していったころから,このアンダラインもまた消えていったような気がする.まあ,たぶんデザイン上の理由というのがメインの理由なんだろうけれども,おそらくはHTMLという文法の最大の“売り”であったリンクという概念が比較的一般化されてしまったからなんではないかなどと,今適当に思いついた.まあ,他にもウェブサイトのコンテンツの主流がテキストからそれ以外に拡大していったことも理由なんだろうけれども.
どうでもいいけど,ただ,そこからリンクが張られていると期待させてされていないというパターンはなんとかならないものか.結構頻繁にiPODのサファリでリンクと思われる部分を連打してしまう.(で,結局無駄に拡大されるだけ,というイライラな落ち)
“ことを思い出していた”というよりも,一つのことに思い至ったという方が正しいか.というのも,以前はテキスト中にリンクを設定している場合,ほぼ必ず文字色は青でアンダラインがセットになっていた.ていうか,よく考えると,これは作り手側の設定というよりもブラウザ側の設定が原因だったような気もする.いずれにしても,いつの頃からかそういう“暗黙の了解”のようなものが無くなってきたように思う.
で,思って,いくつかのサイトを見てみたら,この“暗黙の了解”にのっとったサイトも意外と多く存在していることに気づいた.とはいえ,(少なくとも僕がよく行くようなサイトでは)青系の文字にマウスオーバでアンダライン表示のところが主流で,デフォルトでアンダラインがあるところは多くなかった.
必ずしもリンクを設定している部分に注目を集めたいわけではないという理由から,このアンダラインについてはずっと消したいと思っていた記憶がある.いわゆるテキスト装飾系のサイトが姿を消していったころから,このアンダラインもまた消えていったような気がする.まあ,たぶんデザイン上の理由というのがメインの理由なんだろうけれども,おそらくはHTMLという文法の最大の“売り”であったリンクという概念が比較的一般化されてしまったからなんではないかなどと,今適当に思いついた.まあ,他にもウェブサイトのコンテンツの主流がテキストからそれ以外に拡大していったことも理由なんだろうけれども.
どうでもいいけど,ただ,そこからリンクが張られていると期待させてされていないというパターンはなんとかならないものか.結構頻繁にiPODのサファリでリンクと思われる部分を連打してしまう.(で,結局無駄に拡大されるだけ,というイライラな落ち)
2009/04/30
乱反射
前作の「夜想」も佳作であったけれども,切り口をかなり変えてきた本作もまたたいへんすばらしかった.
あまり書いてしまうと,ネタばれぎみになってしまうのだけれども,“ふつうの人”のほんの少しの“悪意”が蓄積して,ひとつの“犯罪”が形成されていく過程が,読んでいてわかるんだけれども,わかるだけに読み進めるのが恐ろしい.そして,著者の十八番であるどんでん返し(とまでいうようなものではないのかもしれないけれども)もきれいに決まっている.ラストへの収束のさせかたは,処女作であり個人的にこの著者の最高傑作だと思っている「慟哭」に匹敵するように思う.
序文で言及されている小説は「毒入りチョコレート事件」だとばかり思っていたんだけれども,よく考えると違っていた.「毒入りチョコレート事件」へのオマージュ(?)となっているのは「プリズム」の方か.本作に関しては「オリエント急行」だろうか.読んだこと無いけど.
あまり書いてしまうと,ネタばれぎみになってしまうのだけれども,“ふつうの人”のほんの少しの“悪意”が蓄積して,ひとつの“犯罪”が形成されていく過程が,読んでいてわかるんだけれども,わかるだけに読み進めるのが恐ろしい.そして,著者の十八番であるどんでん返し(とまでいうようなものではないのかもしれないけれども)もきれいに決まっている.ラストへの収束のさせかたは,処女作であり個人的にこの著者の最高傑作だと思っている「慟哭」に匹敵するように思う.
序文で言及されている小説は「毒入りチョコレート事件」だとばかり思っていたんだけれども,よく考えると違っていた.「毒入りチョコレート事件」へのオマージュ(?)となっているのは「プリズム」の方か.本作に関しては「オリエント急行」だろうか.読んだこと無いけど.
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テロルの決算
参考書を買いに行った書店で何となく購入.
過去の出来事としてしか知らないものの,その“シーン”自体の映像は見聞きしたことがあるという歴史というには最近過ぎる出来事.1960年の浅沼社会党委員長の刺殺事件.僕の中では,あさま山荘事件等と同列にある出来事.
この事件について,加害者である山口の側から,そして被害者である浅沼の側からある程度等価に描写したルポルタージュである本書が発表されたのは,1982年のこと.奇しくも僕が生まれた年であった.
何となく読んでしまった後,いくつかの書評を見てみて,著者が行った取材の膨大さに改めて気づかされた.にもかかわらず,何となく読ませてしまう筆力がすばらしい.
……とはいえ,またしても読んでからだいぶ時間がたってしまってるんで,かなり内容は忘れてしまっているんだけれども.いずれ再読したい/すべき.
過去の出来事としてしか知らないものの,その“シーン”自体の映像は見聞きしたことがあるという歴史というには最近過ぎる出来事.1960年の浅沼社会党委員長の刺殺事件.僕の中では,あさま山荘事件等と同列にある出来事.
この事件について,加害者である山口の側から,そして被害者である浅沼の側からある程度等価に描写したルポルタージュである本書が発表されたのは,1982年のこと.奇しくも僕が生まれた年であった.
何となく読んでしまった後,いくつかの書評を見てみて,著者が行った取材の膨大さに改めて気づかされた.にもかかわらず,何となく読ませてしまう筆力がすばらしい.
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2009/04/12
ノートでvista
そういえば,仕事用のコンピュータを先日更新していたのだった.
すでに何回か書いているように,遊びに使うコンピュータはMacintoshに完全に移行してしまったので,仕事以外でWinsdowsを仕様することがほとんどなくなっていた.去年までは仕事の大部分は職場で割り当てられているノート(前任者が選んだマウスコンピュータの製品)でやっていたので,個人的にWindows機が必要だという考えはほとんどなかったし,大学に行ったときなどのちょっとした用途には持ち運び用に2年前位に導入したモバイルで十分だった.
で,今度の職場でも割り当てられたのを使っていればいいかなどと思っていたのだけれども,これがひどく昔の代物のようで,何か作業をしようとするたびにもたついてくれる.とはいえ,新人が“新しいのをかってください”などと言えるわけもなく,であるとすれば今あるモバイルで仕事するしかないわけで,いざメインで使うことを考えてみると,やはり可搬性優先な製品であって液晶の品質や大きさやキィボードの出来なんてものが気にかかる上に,core soloなどというかなりレアなような気がするCPUを積んでいることもあって,職場のものよりはマシなものの多少動作に引っかかりがある.などという不満を抱えたまま,新しい仕事に慣れるのに必死になっていたわけだけれども,今年半ばにある学会に行くことになったので,デスクワークにも腰をすえて取りかかる必要が出てきた.
ということになればやはり新規導入だろうということで,いくつかデスクトップを物色していたのだけれども,どうも惹かれる製品が無い上に現在の仕事の形態からして,従来から試行してきたデスクトップを母艦として,データをノートで持ち出すという割と一般的だと思われるコンピュータの使い方が自分には合っていないのではないかとも考え始めた.
改めて,現在とこれからの僕の仕事の形態を考え直してみると,
1. 仕事場に張り付いてデスクワークができるわけではない.
2. かといって,即帰りでアパートにこもって仕事するような雰囲気でもない.
3. 週末は大学で仕事がしたい.(移動は車)
ということになる.
すると,ある程度の可搬性を確保したデスクトップ,のような形態が想定されてくるわけで,それはすなわち今はやりの(片づけられるコンピュータとしての)デスクノートであるのではないかと思い至った.とはいえ,どうしてもノートというとデスクトップを補完するものという印象があって,メインのコンピュータをノートにするということにはどうも抵抗があった.
抵抗があったものの,いくら車移動がメインであるからといってもデスクトップを持ち歩くわけにはいかないし,そもそも上に上げた想定される仕事の形態は,どこかを落ち着いて仕事をする場所と定めるわけではなく,どこでもすべてのデータにアクセスが可能であり,ある程度はリッチなスペック(もちろんゲームがやりたいというわけではなく,オフィス程度のアプリがストレス無く動いてくれればそれでいい)を求めている.
ということで,改めてデスクノート的な製品を探してみたものの,これまた魅力的な製品が無い.というのも,ノートをメインとすること以上に,vistaを使いたくないという思いが強くあったというのが理由.かといって,今更余計な金を払ってXPにダウングレードするのもばかばかしいし,ダウングレード版ではないXP搭載機は選択肢が非常に少ない.いっそのこと,macbook pro上でXPを動かすというプランもあったのだけれども,macbookは液晶が気にいらない.あれをずっと見続けることは拷問に等しい.(それに,導入作業が面倒になるという問題もあった.将来的にはmacbookかその子孫にコンピュータ環境を統一していければとは思っている)
で,結局vaioのtype Sの型落ち機を滑り込みで購入.これだけごねておいてvaioかよといわれそうだけれども,どうしてもlet's noteを買いたくない以上,選択肢はかなり限られていた.Vistaも噂ほど重たいわけではないし(メモリは無駄に4 GB乗せましたが……余ってるとこをramdiskにすればいいと思いつつまだ何もしていない状態),7が出たら即入れ替えということで,とりあえずそこそこは快適な環境で仕事ができている.
# でも,このvistaの微妙な“オサレ”感にはどうも慣れない.なにやらクラシック表示に切り替えたほうがパフォーマンスが落ちるという噂を聞いたので,そのまま使っているけど,気に入ったのはサイドバーのアナログ時計(のみ)と,壁紙の竹林(これってデフォルト?もしそうだったらなかなかセンスいいと思われ)くらい.
すでに何回か書いているように,遊びに使うコンピュータはMacintoshに完全に移行してしまったので,仕事以外でWinsdowsを仕様することがほとんどなくなっていた.去年までは仕事の大部分は職場で割り当てられているノート(前任者が選んだマウスコンピュータの製品)でやっていたので,個人的にWindows機が必要だという考えはほとんどなかったし,大学に行ったときなどのちょっとした用途には持ち運び用に2年前位に導入したモバイルで十分だった.
で,今度の職場でも割り当てられたのを使っていればいいかなどと思っていたのだけれども,これがひどく昔の代物のようで,何か作業をしようとするたびにもたついてくれる.とはいえ,新人が“新しいのをかってください”などと言えるわけもなく,であるとすれば今あるモバイルで仕事するしかないわけで,いざメインで使うことを考えてみると,やはり可搬性優先な製品であって液晶の品質や大きさやキィボードの出来なんてものが気にかかる上に,core soloなどというかなりレアなような気がするCPUを積んでいることもあって,職場のものよりはマシなものの多少動作に引っかかりがある.などという不満を抱えたまま,新しい仕事に慣れるのに必死になっていたわけだけれども,今年半ばにある学会に行くことになったので,デスクワークにも腰をすえて取りかかる必要が出てきた.
ということになればやはり新規導入だろうということで,いくつかデスクトップを物色していたのだけれども,どうも惹かれる製品が無い上に現在の仕事の形態からして,従来から試行してきたデスクトップを母艦として,データをノートで持ち出すという割と一般的だと思われるコンピュータの使い方が自分には合っていないのではないかとも考え始めた.
改めて,現在とこれからの僕の仕事の形態を考え直してみると,
1. 仕事場に張り付いてデスクワークができるわけではない.
2. かといって,即帰りでアパートにこもって仕事するような雰囲気でもない.
3. 週末は大学で仕事がしたい.(移動は車)
ということになる.
すると,ある程度の可搬性を確保したデスクトップ,のような形態が想定されてくるわけで,それはすなわち今はやりの(片づけられるコンピュータとしての)デスクノートであるのではないかと思い至った.とはいえ,どうしてもノートというとデスクトップを補完するものという印象があって,メインのコンピュータをノートにするということにはどうも抵抗があった.
抵抗があったものの,いくら車移動がメインであるからといってもデスクトップを持ち歩くわけにはいかないし,そもそも上に上げた想定される仕事の形態は,どこかを落ち着いて仕事をする場所と定めるわけではなく,どこでもすべてのデータにアクセスが可能であり,ある程度はリッチなスペック(もちろんゲームがやりたいというわけではなく,オフィス程度のアプリがストレス無く動いてくれればそれでいい)を求めている.
ということで,改めてデスクノート的な製品を探してみたものの,これまた魅力的な製品が無い.というのも,ノートをメインとすること以上に,vistaを使いたくないという思いが強くあったというのが理由.かといって,今更余計な金を払ってXPにダウングレードするのもばかばかしいし,ダウングレード版ではないXP搭載機は選択肢が非常に少ない.いっそのこと,macbook pro上でXPを動かすというプランもあったのだけれども,macbookは液晶が気にいらない.あれをずっと見続けることは拷問に等しい.(それに,導入作業が面倒になるという問題もあった.将来的にはmacbookかその子孫にコンピュータ環境を統一していければとは思っている)
で,結局vaioのtype Sの型落ち機を滑り込みで購入.これだけごねておいてvaioかよといわれそうだけれども,どうしてもlet's noteを買いたくない以上,選択肢はかなり限られていた.Vistaも噂ほど重たいわけではないし(メモリは無駄に4 GB乗せましたが……余ってるとこをramdiskにすればいいと思いつつまだ何もしていない状態),7が出たら即入れ替えということで,とりあえずそこそこは快適な環境で仕事ができている.
# でも,このvistaの微妙な“オサレ”感にはどうも慣れない.なにやらクラシック表示に切り替えたほうがパフォーマンスが落ちるという噂を聞いたので,そのまま使っているけど,気に入ったのはサイドバーのアナログ時計(のみ)と,壁紙の竹林(これってデフォルト?もしそうだったらなかなかセンスいいと思われ)くらい.
2009/04/06
2009/03/24
His last bow (2)
いちおう書き始めたからには、この話を終わらせておかないといけないということで。
結局のところ、この件については本当に限られた数の人にしか話をしなかった。職場関係でいえば、喫煙者である直属の上司だけにしか事前に知らせなかった。開き直ったとはいえ、正直べらべらとしゃべることのできるような内容ではないと思った。
で、結局結果が出るまでの1週間禁煙した。
かなり長い1週間が過ぎて、ようやく結果を聞くことになった。なったものの、受付をすませた後、延々と待たされた上、ようやく診察室に入れたと思うと、担当医は看護師に「あ、CT持ってきてよ」などと指示したあと「前回血圧はかっていなかったので、これからはかります」などと言い出した。準備しておけよと思いつつ、待ち時間の間待合室で騒いでいた子供にかなり頭にきていたこともあって、血圧計が示した値は余裕で再検査になる値。
それを見てようやく担当医は、「あ、そうそう。肺の件ですが大丈夫でしたから。ご心配なく、リラックスしてください」などと説明。あれだけ悩ませといて、それで終わりかよなどと思ったものの、とりあえず当面の目標は穏便に診断書を作成してもらうことなので、とりあえず血圧を下げることに集中し、なんとかクリアできた。
と、だらだら書いてみて、全然おもしろくない話だと気づいた。というか、こういうことはそのことが起こっている最中に書かないと意味がないのだろう。まあ、でも割とインパクトがあったエピソードということで。
(ていうか、結局禁煙はできてないんですが……)
結局のところ、この件については本当に限られた数の人にしか話をしなかった。職場関係でいえば、喫煙者である直属の上司だけにしか事前に知らせなかった。開き直ったとはいえ、正直べらべらとしゃべることのできるような内容ではないと思った。
で、結局結果が出るまでの1週間禁煙した。
かなり長い1週間が過ぎて、ようやく結果を聞くことになった。なったものの、受付をすませた後、延々と待たされた上、ようやく診察室に入れたと思うと、担当医は看護師に「あ、CT持ってきてよ」などと指示したあと「前回血圧はかっていなかったので、これからはかります」などと言い出した。準備しておけよと思いつつ、待ち時間の間待合室で騒いでいた子供にかなり頭にきていたこともあって、血圧計が示した値は余裕で再検査になる値。
それを見てようやく担当医は、「あ、そうそう。肺の件ですが大丈夫でしたから。ご心配なく、リラックスしてください」などと説明。あれだけ悩ませといて、それで終わりかよなどと思ったものの、とりあえず当面の目標は穏便に診断書を作成してもらうことなので、とりあえず血圧を下げることに集中し、なんとかクリアできた。
と、だらだら書いてみて、全然おもしろくない話だと気づいた。というか、こういうことはそのことが起こっている最中に書かないと意味がないのだろう。まあ、でも割とインパクトがあったエピソードということで。
(ていうか、結局禁煙はできてないんですが……)
2009/03/22
2009/02/06
環境問題の啓発にしては陳腐だし,サスペンスものとしては盛り上がりに欠ける.
「ハプニング」M・ナイト・シャマラン
個人的にこの監督がなぜもてはやされているのかわかなかった.そして,今もわからない.
なんというか,内容が無い.盛り上がりに欠けるというか,CMで流れているシーンが全て.しかもそのシーンは冒頭で提示されてしまう.いわゆる“静止”のシーンなのだけれども,そこも,完全に静止しているわけではなく,微妙に動きがあるところに笑いすら感じてしまう.この作品と同時期に公開された(ような気がする)アイアムレジェンド(このタイトルも正直どうかと思われ)や28日後(このタイトルもまたどうかと思われ)の売りの“誰もいない都会”と同様のサプライズを狙っているんだろうけど,どうも中途半端感が否めない.
また,謎解きがきちんとなされるのかと思えば,それも主人公が思いつきのように“考察”してしまって,それが正しかったかのようにまとめられる.現象だけからこの“解”にそんなに簡単にたどり着けるものだろうか.
Xファイルの1エピソードとしてならありかもしれないけれども,わざわざ映画のテーマにするほどのネタであったかというと……,という印象しか残らなかった.
個人的にこの監督がなぜもてはやされているのかわかなかった.そして,今もわからない.
なんというか,内容が無い.盛り上がりに欠けるというか,CMで流れているシーンが全て.しかもそのシーンは冒頭で提示されてしまう.いわゆる“静止”のシーンなのだけれども,そこも,完全に静止しているわけではなく,微妙に動きがあるところに笑いすら感じてしまう.この作品と同時期に公開された(ような気がする)アイアムレジェンド(このタイトルも正直どうかと思われ)や28日後(このタイトルもまたどうかと思われ)の売りの“誰もいない都会”と同様のサプライズを狙っているんだろうけど,どうも中途半端感が否めない.
また,謎解きがきちんとなされるのかと思えば,それも主人公が思いつきのように“考察”してしまって,それが正しかったかのようにまとめられる.現象だけからこの“解”にそんなに簡単にたどり着けるものだろうか.
Xファイルの1エピソードとしてならありかもしれないけれども,わざわざ映画のテーマにするほどのネタであったかというと……,という印象しか残らなかった.
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2009/02/05
His last bow
近いうちに,とか書いておいて一ヶ月以上放置しているというこの現状.楽しい先送り.
で,健康診断の話である.まあ,これまでの流れからいって,問題があるとしても高脂血症ぎみであることくらいだろうと考えていて,実際の検査も問題なく進んでいった.ところが,一番最後の医者との面談に出向いてみると,なぜかシャウカステンに胸部X線写真が貼付けてある.で,微妙な表情の医者は,その写真を指差して“ここのところの影が気になるんですよね.まあ,血管が重なって,こう見えているだけなのかもしれませんけれども”などと言う.続けて,“CTとってみて,専門医の意見を聞いてみないとなんともいえませんが,どうしましょうかねえ”などとぐだぐだ言っているので,“CTとらなかったら,診断書はどうなるんですか”と聞くと,“まあ,問題ありと書かざるを得ませんね”とのこと.じゃあ,どっちにしろとるしかないじゃないかということで,その日のうちに,初CT体験.とはいえ,MRIみたいに独特の音がするわけでもなく,普通に白い洞窟みたいなところをくぐらされるくらいで,体の負担としては通常の胸部X線撮影とそう大きな違いはなかった.まあ,被爆はしてるんだけれども.
その日のうちに診断結果が得られるものとばかり思っていると,その日はそれで終了.なんと10日後に結果を聞きにこいとのこと.医者ははっきりとはいわなかったものの,当然のことながら肺の影といえば肺がんの疑いということだろう.煙草も吸ってるし,うすうすこんな日がいずれくるんではないかとは思っていたものの,アパートに帰る車の中で,少しずつ衝撃が大きくなっていって,到着するころにはかなりへこんでいた.調べるまでもなく,この年齢で肺がんっていうことは先はかなり短い.のみならず,内定も取り消しだろう.なんてことを考えていると,さらにひどい気分になった.
といっても,次の日には開き直って,もしだめだったらもう一回T島に戻って,体が動く間は研究室で研究生でもやろうとこころに決めていた.このへんの開き直りかたは,どうしようもなくどん底であった(そして最もこういった類いの文章を書いていた)学部生のころに学んだ能力なわけで,たまには役立つこともあるのだと改めて認識した.
で,続きを書くつもりだったんだけど,MSIMEより多少はましなことえりでも,やはり文章を書くにはストレスがたまるので,Mac版のatokを購入することにしたので,続きはまた“いずれ”.
で,健康診断の話である.まあ,これまでの流れからいって,問題があるとしても高脂血症ぎみであることくらいだろうと考えていて,実際の検査も問題なく進んでいった.ところが,一番最後の医者との面談に出向いてみると,なぜかシャウカステンに胸部X線写真が貼付けてある.で,微妙な表情の医者は,その写真を指差して“ここのところの影が気になるんですよね.まあ,血管が重なって,こう見えているだけなのかもしれませんけれども”などと言う.続けて,“CTとってみて,専門医の意見を聞いてみないとなんともいえませんが,どうしましょうかねえ”などとぐだぐだ言っているので,“CTとらなかったら,診断書はどうなるんですか”と聞くと,“まあ,問題ありと書かざるを得ませんね”とのこと.じゃあ,どっちにしろとるしかないじゃないかということで,その日のうちに,初CT体験.とはいえ,MRIみたいに独特の音がするわけでもなく,普通に白い洞窟みたいなところをくぐらされるくらいで,体の負担としては通常の胸部X線撮影とそう大きな違いはなかった.まあ,被爆はしてるんだけれども.
その日のうちに診断結果が得られるものとばかり思っていると,その日はそれで終了.なんと10日後に結果を聞きにこいとのこと.医者ははっきりとはいわなかったものの,当然のことながら肺の影といえば肺がんの疑いということだろう.煙草も吸ってるし,うすうすこんな日がいずれくるんではないかとは思っていたものの,アパートに帰る車の中で,少しずつ衝撃が大きくなっていって,到着するころにはかなりへこんでいた.調べるまでもなく,この年齢で肺がんっていうことは先はかなり短い.のみならず,内定も取り消しだろう.なんてことを考えていると,さらにひどい気分になった.
といっても,次の日には開き直って,もしだめだったらもう一回T島に戻って,体が動く間は研究室で研究生でもやろうとこころに決めていた.このへんの開き直りかたは,どうしようもなくどん底であった(そして最もこういった類いの文章を書いていた)学部生のころに学んだ能力なわけで,たまには役立つこともあるのだと改めて認識した.
で,続きを書くつもりだったんだけど,MSIMEより多少はましなことえりでも,やはり文章を書くにはストレスがたまるので,Mac版のatokを購入することにしたので,続きはまた“いずれ”.
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