とにかく淡々としている.売りであろうところの“仕事を通じて結ばれた男女の信頼と友情”っていうのはわからないではない.でも,それがこの作品の本質ではないのではないかと思った.タイトルもキーになっている“信頼と友情”から結ばれた約束を軸に物語は進む.その約束が形成される過程とその結末が“沖で待つ”ということになる.
タイトルのセンスはいい.“草にすわる”に通じるところがある(多少ネタバレか).ただ,最後まで物語に入り込むことができなかった.それは,僕がまだ学生であることが原因かもしれないし,“仕事のことだったら,そいつのために何だってしてやる.同期ってそんなものじゃないか”なんて気分に僕はとうてい達することができないからかもしれない.
もうすこし,何かスパイスが欲しいと思った.
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