2004/12/28

考える能力の衰退.

 ここのところ,ずっと文章を書く気力がわかない.僕の思考の断片を書き留めておくというのがこのスペースの存在意義の大部分を占めているのだけれども,書き留めるべきことが存在しない.

 研究室,というより,実験をクビになってから,どうも研究室に顔を出すのがいやになって図書館にこもって試験の参考書を眺めていた.そういった時の,いくつかの瞬間に何かを考えること(参考書の目的とは別のベクトルの考え)は確かにある.でも,そういった場合に浮かんでくる思考というものは,逃避としての思考であって,常にここで書いてきたような,なんらかの憤りに突き動かされた思考といったものではない.だからこそ,そういったものはすぐに消えていってしまう.

 結果的に目の前に残るのは,何の意味もない間違い探しゲームだ.

 そういった状況のなかで,浮かんだ考えの断片をつなぎ合わせると,“いろいろとやってみて,結局ものにならなかった”という,この9ヶ月を過ごしてみての結論になる.

 何度も同じことを書いてきたように思うけれども,努力と結果/あるいは一切の感情を排除した客観的な評価というものは,必ずしも相関関係にあるわけではない.それをわかった上で何かに立ち向かっていけるというのは一つの才能であり,そうでない人間も世の中には多くいる.

 何かをあきらめないということは,そのほかのいくつかの物事をあきらめることだと僕は思う.

 僕は何をあきらめてここにたどり着いたのだろう.

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