2006/08/10

美しい顔は推薦状で

“美しい顔は推薦状で美しい心は信頼状だ”

 誰の言葉だったかは忘れた.ずっと以前にも“美しい顔”とはどういうものなのかということについて書いたように思う.その主旨は,人間の顔を平均化した“平均顔”を美しいと感じる人が多いというもの.で,その“主旨”というのは,何らかの研究成果をもとにした雑誌の記事だった.この現象は,子孫を残すためには相手は平均的であった方が良いという考え方で説明されていたのだけれども,個人個人で“美しい”と感じる顔に差異がある(好みが生じる,あるいは存在する)という問題があった.

 今週のネイチャーに,類人猿はこれまでに記憶している顔の平均像をもっておいて,それとの相違点から各人(?)の顔を判別しているという論文が掲載されたらしい.という報告を読んで,前述の平均顔に恋する人が多いという“平均顔理論”を思い出した.今回の報告はこの理論の問題点の解決できるのではないだろうか.

 すなわち,我々は誰もが毎日いろんな人間と顔をつきあわせている.だいたいにおいて人間関係は特定の傾向をもつようになるので,各人において形成される“平均顔”は経年的に差異を蓄積する.その結果として,“好み”が生じると考えても差し支えないように思われる.さらに,その“好み”を平均化したものが民族の“平均顔”となるわけで,それに近い顔をもつ人こそが“一般的な”美人,あるいは美男子(これらの用語って対として用いていいんだろうか.字面だけとらえれば美“人”っていうのは男も女も含んでいるように思われるんだけれども.……あ,対を成すのは“美男”と“美女”か)といえるのではなかろうか.

 なんてことを1分くらい考えた.

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