2006/05/18

カンバセイション・ピース

 ストーリーは無い.猫と野球と思索.そういう日常の物語.
 振り返って考えてみれば,我々の日常にストーリーなんてあるんだろうか.白石センセがいうところの,小説の役割(文章をそのままうけとるなら,ありえない奇抜な人生を描くのが小説の役割なのではないという論旨)ということを彼の作品よりも体現できている作品のように感じた.
 もうひとつ感じたことは,(おそらく彼のスタイルということなのだろうけど)あまりわかりやすい文章ではないということ.まあ,一作しか読まずにそういう判断を下すのは間違っているだろうし,嫌いではないけど.


カンバセイション・ピース
保坂 和志著
新潮社 (2006.4)
通常24時間以内に発送します。



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