先日,COVID-19について考えをまとめておきたいということで,文章を作ったのだけれども,数日後には,想像していたことについて,西浦教授によりシミュレーションに基づいた予測を発表された.
解説記事を読んだだけだけれども,こんな感じだと思う.
・これからハンマー&ダンス戦略を終了させるということは,日本もエンデミック期を目指すことになる.
・エンデミック期に至る過程で成人のほぼ全てが感染を経験することになる.
・エンデミック期では,感染率は数%〜10%台が継続する.
→ これは,最悪で現時点の状況が継続するということ.
・死亡率の観点から,高齢化率の高い日本は相当不利.
高齢者の死亡率を上げないようにするためには,現時点では自然感染をワクチン接種で代替する方法しかない.そして免疫持続期間は現状数ヶ月から1年ちょっとと考えられるので,定期的もしくは,流行状況を把握して即座にブースター接種できる体制を維持するということになる.
ここまでのハンマー&ダンス+ワクチン戦略は,少なくとも日本においては(多くの方の負担と自己犠牲のもとに)有効に機能してきたと思われる.感染ピークを遅く・低くするためのハンマーは,ワクチン接種までの時間稼ぎをして(高齢者の)死亡率を下げるという目標を達成したといえるだろう.
しかし今,それをやめるという話になっている.
一番安全な戦略は,これを踏襲し,流行中の株に対応したワクチンが間に合うまでの時間稼ぎを繰り返し続けるということではないか?
とはいえ,それを永久に続けるか,そうでなければワクチンの性能が向上するか,超有用な抗ウイルス薬が開発されるか,ウイルスがさらに弱毒化するかというかなり低い可能性が実現するのを待つということにはなる.
「あとは,選択の問題です」
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